以前にカリわんズメルマガで紹介していたもの+最新情報も交えて書いて
いきます。
まず、ラバーには、厚みと色の種類があります。
厚みは、4D社(*1)のもので、0.16mm~1.05mmまで9種類あります。
一般的なキャットスーツやドレスの厚みは、0.3mm~0.6mmくらいです。
ジャケットやハードラバーと呼ばれるものは、0.8mm~1.05mmのものが多
いようです。
薄いものは、肌にピターっと張り付くような感じで、厚いものはギューと
拘束感が強くなります。もちろん、薄いシートほど伸び率は高いです。
ちなみに、厚さによってシートの値段は違います。
厚さが倍になると、値段も倍くらいになります。
この厚さの話は、割とよく語られていますが、色による着心地と伸び率、
そして、接着力のことはあまり知られてないかもと思いました。
同じ厚さでも、色によって着心地と伸び率と接着力が違うんです。
色の種類は以下の4種類あります。
1、SEMI TRANS 飴色など半透明系で8色
2、VIBRANT 蛍光っぽい色で9色(色によっては少し透けます)
3、SUPATEX 一般的な黒、赤など19色
4、PEARLSHEEN 金、銀、ブロンズなどのメタリック系で8色
伸び率は、1が一番伸びて、2、3、4とつづきます。
それが着心地にも関係しているのかなと思います。
私たちは、普通は0.33mmのシートで作っているんですけど、上の4種類
によって伸び率が違うので、多少のサイズ調整をしています。
接着力も1が一番強力で、2、3、4の順番ではないかなと思います。
でも、接着力は、例えばSEMI TRANS8色の色の中でも変わってきます。
例えば、今回使ってみたSEMI TRANS Blueの場合、接着力が強力で一度貼
ると、シンナー系などの溶剤で剥がそうとしてもやぶれてしまって剥がれ
ないんです。
これは、私達とは違う接着剤を使うのクラゲショップのKid'Oさんも同じこ
とを言っていたので接着剤に関係しないのではないでしょうか。
接着力の強力なラバー衣装を持っていて壊れたら、修理をするときは要注
意なのです。
ショップでの修理も大変じゃないかなーと思いました。
その他の要注意事項は、ラバーの変色の問題です。
白がすぐに黄ばんでくる、飴色が濃く変色するというのは、ご存じの方が
多いと思いますが、SEMI TRANS Pinkは、私たちが今のところもっとも要
注意の色です。
作っているそばから変色しますし、接着剤を塗ったところが茶色っぽくなる
のです。
SEMI TRANS Pinkはカワイイ色なのにちょっとショックを受けることになり
ます。
と、つらつらと書いてみましたが、「これイイ!」と思ったら、それを買う
のが一番ですのね(笑)
そして、ここに書いたことはカリわんズが今まで感じたことなので、間違い
があるかもしれません。何かあったらメッセージ下さいませ〜。
*1、4D社とはイギリスのラバーシートメーカーで、世界中の多くのラバー
衣装は、ここのシートで作られています。
http://www.fourdrubber.com/